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もぐさの話
新潟県はもぐさの原料となる良質のよもぎ(葉の裏の柔毛が長く密生していること)が豊富でもぐさ製造に適した気候風土であり、良質のもぐさの製造に適していることなどから全国生産額の80%あまりを占めています。 原料のよもぎと採取について 原料のよもぎは菊科の多年生草木で、もちぐさともいい山野に広く自生しています。 採取時期は成分の一番充実しているもぐさになる葉の裏の白い柔毛にねばりの多い時がよく、生育場所や気候により多少違いますが、夏の土用を中心として6月下旬から8月上旬までが最もよいとされています。もぐさ原料としては葉だけ必要なので刈り取ってから先端の方を持って、茎に沿って逆に手で根本のほうへこきおろせば簡単に葉だけを取ることが出来ます。それを天日で充分乾かします。茎や枝を選り分けるために手間が多くかかります。 よもぎの作り方と使い方 もぐさはよもぎの葉の裏にある白毛を葉・葉丙などから選り分けて作ります。 (1)選別 原料のよもぎに混入している様々な異物を目視選別により取り除きます。 (2)乾燥 もぐさの点火をよくするため、また製造しやすくするために乾燥機に入れ100度から120度で8時間から16時間乾燥します。 (3)粗びき次行程の臼びきにおいて石臼に入りやすくなるように粗砕機で粗砕します。 (4)臼びき・1番目の臼で挽いてもみながら柔毛を適当な長さに切れるようにします。(葉挽き)2番目の臼にかけます(葉挽き)3番目の臼にかけます(仕上げ挽き)このようにして柔毛だけを集めたものがもぐさになります。 ウチダ和漢薬ともぐさの製造より
by rakum3
| 2015-08-26 17:44
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